「人の交流の場」としての新クリーンセンターに期待しています。(決算委員会議事録 衛生費)

「人の交流の場」としての新クリーンセンターに期待しています。(決算委員会議事録 衛生費)

決算委員会衛生費の審査です。

<衛生費 主な質問>

・きめの細かい母子保健事業を高く評価している。
・クリーンセンター新築を評価、子ども達等の見学受け入れ状況は?クリーンセンターの広場は人が対流でき、これからのコミュニティ作りの場としても期待するが見解は。放射線対策事業は福島第一原発事故の収束も見えない中、尻すぼみしない様お願いしたいが今後は。
・地中熱活用システムの試験的導入について期待を持って見ているが今後の子どもたちの教育等との連携は。
・健康づくり事業団について、健康を気にし始める年代ではない子どもたちや働く若い世代など、地域ぐるみでの今後の一層の展開は。
・乳がん検診の実施医療機関の今後の増加は見込めるか、検診開始年齢を低くすること、マンモグラフィーだけではない超音波検診も選択可能にすることはできないか。
・骨髄移植ドナーの休業補償について、自治体の事業になったとのことだが実績と、献血と同時に取り組むなどの今後の展開は。

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↑新クリーンセンター
(実は私もいます。どこでしょう・・・)

衛生費 決算委員会 議事録(笹岡発言部分)

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新クリーンセンター、みなさん行かれたことはあるでしょうか?

市役所の向かい側にあり、総合体育館にも面しています。

グッドデザイン賞も受賞し、外観は武蔵野の雑木林をイメージしてまちになじむような工夫がされています。

そして、ゴミを焼却する施設ということだけではなく、エコマルシェなどの広場利用がされています。

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最近は、三鷹タワーズマルシェなどでも大人気の「おもちゃのかえっこ」も参加し、

子どもたちが大勢集まっています。

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息子も最近遊ばなくなっていたトミカを持参し、我が家で飼っている犬に似ている

ぬいぐるみに替えていました。

リサイクルの観点からもとても良い取り組みだと思います。

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衛生費 決算 笹岡発言部分

________ 質疑全文___________

【笹岡委員】  お昼前ですが、よろしくお願いします。

 衛生費に関しては、余り目立たない事業かと思いますけれども、非常に重要な事業だと、全体的に思っております。特に、一般質問等でも触れさせていただきましたが、母子保健事業というのは、これから子育て世代を支える、支援する事業として非常に大事なことになると思いますので、ぜひ進めていっていただきたいと思います。5点ほど伺います。

 1点目、まず新クリーンセンター建設の51億円、今回大きかったと思います。ページは199ページです。結構注目されていることだとも思いますけれども、子どもたちの学校の見学の受け入れ状況とか、私も保育所のほうから質問があって、御案内したりもしたのですけれども、そういった現況はいかがでしょうか。

 あとは、エコマルシェとか、環境フェスタとか、前の広場でやっていたりして、非常にあそこの空間としていいなと思っております。そういったものへの、人が対流できる広場ということとしての評価もどうお考えか伺いたいと思います。

【木村環境部参事】  新クリーンセンターの見学状況でございますが、ざっくり言いますと、月で大体1,000人ぐらいいらっしゃっておりまして、イベントで大体5,000人ぐらいいらしていますので、大体1万3,000人程度、今までいらっしゃっているところでございます。

学校についても、4年生の社会科見学ということで来ていただいておりますが、最初にごみの減量とか分別の話もしながら、それで見学をして、最後にホールに戻って振り返りのクイズをやったりして、非常に評判がよく、身になっているというふうに思っております。

また、保育園なんかも来ていただいたりして、幅広くいろいろな方に来ていただければなというふうに。先ほどの月1,000人の中には、そういう方々も含めて、いろいろ来ていただいております。

 あそこの広場なのですけれども、今、フェスタを3回ほどやっておりますけれども、大体1回につき1,000人程度来ていただいておりまして、エコなテーマと見学会をあわせて、相乗効果で非常にいろいろな方に来ていただいております。
主にこのイベントについては事業者提案になっておりますので、事業者でしっかりやっていただけるように、今、回を重ねているところでございます。
 以上です。

【笹岡委員】  ありがとうございます。思ったよりも、すごく人がいらしているのだなと思いました。確かに最後にPepper君を使って、また、まとめの質問とかもあったりして、子どもと一緒に行ったのですが、非常におもしろがって、ごみ自体に関心を持つということがなかなかない、捨てたら終わりになってしまうことが多いので、非常にいいことだなと思いました。
これからも頑張っていただきたいと思います。
特に広場でやっている、おもちゃのかえっこの事業とかは、リサイクルの観点としても、子どもたちが物を大事にするという観点からしても、とてもいいことだと思います。

三鷹のタワーズマルシェとかでもやっていると思いますが、そういったことで子どもがたくさんこういう広場に出てくるような施策はいいなと思っております。

 次に、放射線対策事業について伺いたいと思います。付属資料の39ページ、予算776万円、決算592万円ということなのですけれども、こちらの今後の展開というのは、私としてはやはり、何度も申し上げているように、尻すぼみしていかないようにしていただきたいと思いますが、御見解を伺いたいと思います。

 もう1点は、地中熱活用システムの試験的導入ということで、前の委員会でも触れさせていただいたかと思います。こちらは予算700万に対し決算696万ということで、むさしの自然観察園で地中熱のヒートポンプをやっているというようなことだったと思うのですけれども、学校とか教育とかとの啓発の連携はいかが考えているのか伺いたいと思います。

【朝生環境政策課長】  2点お答えいたします。

 まず、放射線対策に関しましてなのですけれども、総じて言いますと、武蔵野市の放射線対策事業というのは、多摩の他市なんかとも比較はしておるのですけれども、ちょっと自分で言うのも何ですけれども、比較的しっかりと対応している部類だと思います。

また、これは科学的ないろいろな根拠ももちろんあるのですが、やはり市民の安心感とか、市民の意向的な部分も含みまして、できる限り対応しているという状況でございます。

対応につきましては、実際のコスト等々ももちろんあります。今、決算で出るようなコストはありますので、国の動向ですとか市民の意識の動向でありますとか、科学的な根拠云々等を総合的に勘案しまして、しっかりと対応していきたいと、そういう方針でいきたいと思っております。

 地中熱に関しましての啓発とか学校との関係ということでございますけれども、もともと自然観察園に設置いたしましたのは、あそこは生き物なんかを勉強するような施設ですから、そこで年間たくさんの来園者が見込まれるところがありまして、実際、中ではNPOの方が説明なんかもしてくれますから、そういうところとあわせて運用しているというところにおいては非常に啓発の意義は高めているというふうに考えてございます。

やはり子どもたちなんかがすごく来る施設でありますので、そういった面も含めて、子どもたちの教育にも非常に寄与しているというふうに考えているところでございます。
 以上です。

【笹岡委員】  自治体で地中熱に注目するというのは非常におもしろいなと思っておりますので、子どもたちへの啓発とかも含め、ぜひ頑張っていただきたいと思います。

 次に、健康づくり事業団について伺います。財援団体経営状況調の22ページです。

こちらは、健康づくり事業団がやっていらっしゃる、がん検診とか、今さまざまほかの委員からも出ましたが、やはり受診率が余りということで、それは働く世代というのは忙しかったりして、あとは保険の種類が違ったり会社でやっていたりして、受診率のアップというのは課題なのかもしれません。

こちらは健康づくり事業団として、地域との連携事業というのを延べ1万3,336人。相当頑張っていらっしゃるなと。この前もお祭りがあって、たくさん人が来ていて、よかったなと思いましたが、これは働く世代を健康意識に持っていく手段として、例えばお母さんとお父さんに、子どもを接着剤にして、子どもが行くことで自分の健康も考えられる、そういったような地域との連携を含めた、子どもも含めた形で啓発を進めていっていただきたいと思いますが、御見解を伺いたいと思います。

【守矢(公財)武蔵野健康づくり事業団派遣副参事】  ただいま御質問いただきました、健康づくりの事業の中でのお子様を含めた形での取り組みについての御質問でございます。

当事業団は、あらゆる世代に対する健康づくりの支援をというのがまずスタンスにございますので、その考え方に沿いまして、高齢者の方も多いわけですけれども、壮年期、それから今お話をいただきました小さいお子様向けにも、数々の事業を行っておるところでございます。

例えば、先月も行いましたが、親子食育ウォーキングですとか、そういったものも健康づくり推進員の方々のお力をおかりしながら、地域との連携で取り組みを進めているところでございますし、また、生活習慣改善教室という形で、親子で一緒に事業に参加できるような、そういうような取り組みのほうも進めているところでございます。
 以上でございます。

【笹岡委員】  頑張ってください。応援しています。お祭りのときに理事長さんとお話ししたのですけれども、本当にあなたたちの若い世代が今から始めないとだめですよというのをすごく言われました。塩分のこともそうだしというようなお話で、一番意識がないところをしっかりとやっていっていただきたいなと思っています。

 次に、乳がん検診について触れたいと思います。乳がん検診は1,323名ということで、質問が幾つかあるのですけれども、1つは、まず実施医療機関、健康づくり事業団と民間さん3つということですけれども、武蔵野市内にはもうちょっとたくさんあるわけですよね。これから御協力くださるところはふえるのかどうかということが1点。

 あとは、私の周りを見ていても、子どもを産んでから全然検診に行っていないという人、特に乳がんというのは行っていない人が多いです。

そういったところで、例えば健康づくり事業団で私は受けたことがなくて、民間で受けたりしているのですけれども、託児とかというのはどうなっているのかなと。子どもも連れていっていいものなのでしょうかというのがもう1点。

 あとは、ずっと私が思っているのは、三鷹市と同じように乳がん検診を30歳以上からに対象を引き下げていただきたいですし、マンモグラフィーだけではなくて、エコーも選択可能にしていただきたいと思いますが、国の動向をと言われるかもしれませんけれども、こちらは強く思っておりますので、もう一度御見解を伺いたいと思います。

【一ノ関健康課長】  まず、乳がん検診の実施機関でございます。

平成27年度が1カ所、28年度が3カ所、29年度が4カ所にふえたということで、徐々にふえてはきておりますが、今のところ、医師会さんとも調整をしておりますが、この後、手挙げがあるかどうかという話はいただいておりません。

ただし、市民の利便性等もありますので、そこら辺は要望があったときにはしっかりと検討して、導入等について考えたいと思います。当然、検診を行うに当たって、専門性とかも必要ですので、そのあたりも含めて検討してまいりたいと考えております。

 それから、検診の年齢を引き下げるものと、あとはエコーとの併用ということでございますが、さきの一般質問で浜田議員にもお答えはしておりますけれども、東京都が、国の指針にのっとっていないがん検診をやっている自治体に対してかなり、市民の税金を使ってやる検診で、死亡率が減少している効果がまだ実証されていないものについて行うのはどうなのだというような指導が入っております。

そういったものも含めて、研究していくというような回答になって申しわけございませんが、国の動向を見ながらそこはしっかりと研究してまいりたいと考えております。

【守矢(公財)武蔵野健康づくり事業団派遣副参事】  それでは、ただいま御質問いただきました検診の際の託児の取り扱いの質問についてお答えいたします。

当事業団におきまして、がん検診、それから人間ドック等、検診事業はさまざまやっておりますけれども、その中で、今現在はまだ託児という形での受け入れはできていない状況でございます。
お子様を預かることによって、その受診が促進されるというような点は考えられるかと思うのですけれども、お子様をお預かりするとなりますと、やはり専門の資格を持った者にこちらのほうとしては委託をするなりして、その体制づくりを整えた上で受け入れをするというような形をとる必要があろうかと考えてございます。それについては今後またよく研究をして、今後の取り組み方を研究してまいりたいと考えているところでございます。
 以上でございます。

【笹岡委員】  わかりました。研究ということで、了解いたしました。子どものことについて言ったのは、レディースクリニック等で不妊の治療をしている方も市内でも多いということで、子どもは連れてこないでくださいとか、そういったことも結構あるので、そこはどうなのかなと思って質問いたしました。

 最後に、骨髄移植のドナーについて伺いたいと思います。187ページです。34万円ということで、ちょっと私の調べた限りでは余り出なかったのですけれども、28年から市の独自事業になったというような記載がネットにはありまして、その辺を伺いたいと思います。

27年度から東京都が医療保健政策区市町村包括補助事業の中に骨髄移植支援事業を追加した、実施主体を市区町村とする、そして休業補償として自治体が半額助成をする、そういったようなことが出てきたのですけれども、これは28年から独自事業ということで合っているのかどうか、あと、この内容等もちょっと伺いたいと思います。

【一ノ関健康課長】  骨髄ドナーにつきましては、市が行っている事業でございまして、平成28年度から市が実施している事業ということになります。実績につきましては、平成28年度が2名申請をされたということと、あとは事業所に対しても補助が出ますので、事業所については1カ所の事業所に対して補助を出しているところでございます。

ちなみに、平成29年度につきましては、今のところ1名というような状況でございます。他の自治体を聞いても、それほど件数は伸びているわけではないのですけれども、導入している自治体もふえてきているというふうには聞いております。
 以上でございます。

【笹岡委員】  骨髄移植ドナーは28年からということで、2名ということで、了解いたしました。これはほかの自治体で、骨髄移植に関してもう少し一歩進めるような啓発を進めていたり、例えば献血のときに一緒に骨髄移植のドナーの啓発を始めたとか、そういったところも伺いましたので、進めていっていただきたいなと思います。
 以上です。