原発が止まって、二酸化炭素が増えた?!→総排出量は増えていないと指摘し、修正していただきました。

原発が止まって、二酸化炭素が増えた?!→総排出量は増えていないと指摘し、修正していただきました。

2017年5月17日の厚生委員会において、

武蔵野市地球温暖化対策地域プラン(案)のご報告を受けました。

そこで、私が文言修正の指摘をしたところ、職員の方々が修正をしてくださいました。

この指摘をしたのは私だけで、それを聞いた他の委員が同意し、

ご自身の発言の訂正をするという珍しいことが起きました。

【変更前】
考察 
東日本大震災以降の原子力発電所の停止によって電気の二酸化炭素排出係数が増大し、
温室効果ガス及び二酸化炭素の排出増加につながっている事がわかります。

※これに対し、二酸化炭素の排出係数は上がっているが、総排出量は2007年より減っていると
指摘をさせていただきました。

環境省データ
2007 14億900万
2011 13億
2013 14億
2015 13億

米国エネルギー省のEIAの調査結果、JCCCA(全国地球温暖化防止活動推進センター)の
データでも同じような結果が出ていました。

この指摘を受け、以下のように変更してくださいました。

【変更後】
考察
電気の二酸化炭素排出係数は、平成 23(2011)年から平成 25(2013)年まで増加していましたが、平成 26(2014)年度は下降に転じています。
それに伴い本市における温室効果ガス及び二酸化炭素の排出量も、二酸化炭素排出係数の変動により平成 23(2011)年度から上昇傾向にあったものの、平成 25 (2013)年度には減少傾向に転じています。

平成 25(2013)年度には、二酸化炭素排出係数が高い状態であるにも関わらず、
温室効果ガス及び二酸化炭素の排出量が減少しています。
これは東日本大震災以降のさらなる節電等の努力によるエネルギー消費量削減の影響が大きいと考えられます。

↓↓  指摘するやりとり  クリック↓↓

厚生委員会 議事録 20170517

↓↓ 実際の地域プラン確定版 ↓↓
武蔵野市地球温暖化対策地域プラン

また、旧クリーンセンターの解体工事において

「311以降ゴミ等についていたと思われる放射性物質がまだ付着している可能性がある。

調べるべきではないか。」

という指摘をさせていただきました。

早速調査に着手してくださり、ろ過式集じん機から

最大合計で444ベクレルが出たことも報告して下さいました。

事故前は原発内の100ベクレルのゴミも厳重に処理していたはず。

本市にまだいくばくかの放射性物質が残っていることが改めて確認できました。

18582359_674326096106133_3999402623812974613_n

放射性物質に対する対策は、やりすぎてもしすぎることはないくらいだ、と私は考えています。

ご対応ありがとうございました!