いよいよ市内の小学校でもプール授業が始まります。
学校のお便りを見ながら、我が家も久々に学校用のプール道具を引っ張り出してきました。
しかし気になる文字が。。。
「日焼け止めは、水質が汚れるので禁止です」。
でも最後に、「ラッシュガードは応相談」。
この記事を思い出しました。
<引用>
皮膚科医らが19年、秋田県の小学校で児童60人中半数の30人に日焼け止めを体全体に
塗布して約2カ月、体育の授業でプールを利用した後、水質を調べたところ、
日焼け止めによる汚染は認められなかった。
こうした結果を受け日本臨床皮膚科医会は23年、「学校生活における紫外線対策に関する
具体的指針」をまとめ、プールの授業で必要なときには使用を許可するよう求めた。
しかし、同医会学校保健委員会の島田辰彦委員長は「今も日焼け止めを禁止している学校は
少なくない。禁止するなら汚染の根拠を示してほしい」と訴える。
<引用終わり>
約3年前に衆議院において、同じように紫外線対策をさせるべきという立場から
質疑が行われていたことがわかりました。
(初鹿さんありがとうございます)
もしも学校で日焼け止め使用を禁止されたら yahoo news 2016.7.28/a>
以下、下村文科大臣の発言。
<引用>
この「水泳指導の手引」というのも、相当前の時代につくられたのかなという印象を持ちました。
御指摘のとおり、紫外線による健康への影響については、児童生徒一人一人によって異なる。
また、各学校現場において、そういう意味では必要に応じて適切な対応はやはり必要だと思います。
今後とも、各都道府県教育委員会において、各学校において、水泳の授業や運動部活動における
紫外線の対策について、そういうようなことを禁止するということでなく、
柔軟に対応できるような、適切な実施がされるような、そういうことを努めてまいりたいと思います。
—中略—
文科省は大臣答弁を受けて同月中の2015年8月28日、全国各地の国公立、私立問わず、
小学校から高専、大学までの学校設置者に宛てて「体育活動中における紫外線対策について」
という事務連絡文書を出しています。
<引用終わり>
日焼け止めを水質汚染を理由に禁止する根拠もなく、
文科省も体育活動中の紫外線対策を柔軟に行うように指導しているのです。
しかしひとつひとつの学校現場の指示はバラバラ。
周りに聞いてみても
⚪︎日焼け止めは禁止だよ
⚪︎皮膚科の診断書があればラッシュガードもいいって
⚪︎三鷹市に通うママは「みんなラッシュガードだった!」って驚いていたよ
という感じ。
台東区議、本目さよ議員からは「ラッシュガードはOK、日焼け止めはあんまり・・」
府中市議、須山たかし議員からは「日焼け止め全校禁止、上着はOK」
オーストラリア留学経験者からは「日焼け止めを塗るのを決められている」
と、様々。
しかし、場所によっては教育委員会がしっかりと通知をしている自治体もあるのです。
日焼け止めクリームで紫外線対策、千葉市教委が通知 リセマム 2018.5.10付 /a>
<引用>
千葉市教育委員会は平成30年4月26日、市立の全小中学校などに対し、
日焼け止めクリームや帽子などで児童生徒を紫外線から守るよう通知した。
長時間の屋外活動では児童生徒に紫外線防御を指導するほか、水泳学習時にはラッシュガードの
着用を認めるよう求めている。
<引用終わり>
(田畑直子千葉市議、情報提供ありがとうございます!)
それに、LGBTや、性自認にゆらぎが出ている子どもがいるとしたら、
肌の露出に対して抵抗がある子どももいるかもしれません。
体育の制服も、私の時代はブルマでしたが、今は男女共に短パンです。
これからは「ラッシュガード」+「日焼け止め」でちょうどいいいのかもしれません。
(どちらか片方でももちろん!)
でも、息子に早速「ラッシュガード着ていった方がいいよ」と提案すると、
「みんな着ていないから、なんでって言われるからいやだ」と言われてしまいました。
みんなが着るまでちょっと…子どもの気持ちもわかります。
でも、紫外線対策は各学校で対応していただきたいと思います。