一般質問議事録⑥ 武蔵野市福祉公社について

一般質問議事録⑥ 武蔵野市福祉公社について

2023-07-09

任期初めの一般質問は以下の6つの項目を取り上げました。

 子ども子育て分野と、高齢者福祉分野におけるコロナ禍の振り返りと、それらを踏まえた今後の市の取 り組みについて

 保健センターの大規模改修に伴う、これからの子育て世代包括支援センターについて 

 不登校、LDの児童生徒への支援を一層進めていくことについて

 武蔵野らしいこれからの地域包括ケア及び認知症について

 武蔵野市福祉公社等について

 今後立て続けに整備されていく小・中学校の改修改築と、災害時の避難計画について

今回はそのうちの、武蔵野市福祉公社等について、をまとめます。

笹岡ゆうこ
笹岡ゆうこ

これまでの本市の高齢者福祉分野において、また、特に近年のコロナ禍において、武蔵野市福祉公社――以下、公社と呼びます――は、セーフティネットとして、地域の福祉を支える拠点として大きな役割を担ってきたと考えています。

 ①公社の役割について、市のお考えを伺います。また、コロナ禍の振り返りも含めて、今後の課題と展望について伺います。

 ②令和5年4月、福祉公社と市民社協の新社屋建設検討委員会報告書が出されました。建て替えに当たっては、引き続き、地域における相談支援福祉人材育成の拠点地域福祉のセーフティネットとしての役割や、共生社会を実現する社会資源として一層の発展を期待していきたいと考えておりますが、市の見解を伺います。

松下市長
松下市長

福祉公社は、昭和56年に全国初となる契約による有償の福祉サービスを開始し、以降、住み慣れたところでいつまでもという設立以来の理念の下、高齢者福祉はもとより、生活困窮者自立相談支援事業、福祉人材の育成事業等、広範な福祉サービスを展開し、まさに武蔵野市の福祉を市とともに担ってきた団体であると認識をしております。

コロナ禍においては、従来より実施してきた、生活に困窮した方に対する伴走型支援に加えて、新型コロナウイルスに感染した自宅療養者に対する食料品・日用品支援事業に機動的に対応していただきました
地域におけるセーフティネットとしての役割をこれまで果たし、これからも果たしていただく団体であると考えております

 ②についてです。福祉公社は、生活困窮者自立相談支援事業や、地域包括ケア人材育成センター事業、地域福祉権利擁護事業、成年後見事業など、地域でのセーフティネットの役割を果たしています
市民社協は、地域社協、福祉の会等、地域福祉団体やボランティアの活動の支援を行っています。
その両団体が共同で建設する新社屋につきましては、まさに武蔵野市における地域共生社会推進の拠点の一つとして、今後その役割と機能を実現する社会資源であると考えております。

笹岡ゆうこ
笹岡ゆうこ

<再質問 高齢福祉分野全体について>
これからの地域包括ケアについて最後にお話ししたいと思います。
年を取って、施設なのか、在宅なのかということがやはり出てくると思っています。そして、人生100年時代の価値観の違いという部分は結構大きなものがあると思っていて、今、高齢の方の独居も申し上げたように多いですし、老々で、御夫婦で暮らしている方も多い。
そういった中で、みんながみんな施設に入るわけではなく、今、現に在宅でやっていらっしゃる方も多いわけであって、そこでやはり伺うのは、子どもたちになるべく迷惑をかけたくないのだというふうな声をよく伺います。
排泄の問題があるのですけれども、なるべく在宅でもいけるような、そんな選択肢のバリエーションをよりこれから考えていく、この10年間対応できるように考えていくべきなのかなと感じています。

そのためには、訪問介護もそうですし、ショートステイの充実もそうですし、デイサービスのバリエーション、これは先ほど市長もおっしゃったように、民間と一緒になっていろいろなこと頑張っていくということだと思うのですけれども、いろいろな場が、例えば男性の比較的元気な方が行くデイは、ではどのぐらいあるかとか、いきいきサロンとかは行けないけれども、そういった方が行く場とかも考えていくべきだと思っています。

笹岡ゆうこ
笹岡ゆうこ

先日、そ~らの家に行ったところ、コロナ禍で半分ぐらいの方が入れ替わったとおっしゃっていました。
その半分いなくなった方はどうしたのですかと言ったら、固定電話が詐欺対策で通じないから後を追えないのだというふうにおっしゃっていて、やはりこのコロナ禍のこの何年間ですか、の中で、歩いていくことができなくなって一つ進んだ方がたくさんいると思っています。

そういった中で、在宅でのちょっとしたヘルプをどのように支援していくのか、ごみ出しもそうですけれども、そういったことを考えていくべきなのかなと思っています。

ここの部分について、その声に応えられるような工夫と人材とか働き方について、一層進めていただきたいと思いますが、もう一度お考えを伺いたいと思います。

笹岡ゆうこ
笹岡ゆうこ

 私の思いとしては、現場に余白と自由があってほしいなと思っています。
子どもから大人まで、何かのプロジェクトがきちきちではなくて、その現場の方々が、ある程度動きやすいようにやっていただきたい、そういった制度設計をこれからいろいろな部分でつくっていただきたいと思っています。

 そして、人を支える人に対する人材に対するお金をきちんとかけること。そして、持続可能な働き方になるように支援をしていく公の体制づくりというのが必要だと思っていますので、そこにお考えがあれば、お答えがあれば伺いたいと思っています。 

そして、学習障害のお話や認知症のお話もさせていただきましたが、一人一人の方々の特性がそのままで安心して暮らせるような武蔵野市をこれからつくっていっていただきたいと思っています。

公共施設の再編もそうですけれども、そういった場づくりとか機会づくり、居場所づくり、そういった部分も力を入れていただきたいと思いますが、お考えを伺いたいと思います。

松下市長
松下市長

様々御要望も含めて御質問いただきました。
やはり大切なのは、一人一人が尊厳を持って生きられる、一人一人が尊厳ある生を全うできるように、支えていく仕組みが大切であり、その仕組みというのは、市だけではなく、財援団体や民間事業者も含めて共同で取り組んでいかなければならないという認識を持っております。
ただいまちょうど様々な計画の策定期でございますので、そうした計画づくりの中に、この3年半のコロナ禍の経験や体験も踏まえて御議論をいただいて、よりよい計画づくりをしていきたいと思っております。

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