6月議会 一般質問「コロナ禍を経て、今後の武蔵野の子ども子育てと高齢者福祉等について」通告書

6月議会 一般質問「コロナ禍を経て、今後の武蔵野の子ども子育てと高齢者福祉等について」通告書

2023-06-07

6/9(金)から6月議会が始まります。

一般質問は初日の4番目の予定です。午後13時半以降かなと予想しています。

↓ここから生中継や中継録画を観ることが出来ます。

武蔵野市議会インターネット議会中継
musashino-city.stream.jfit.co.jp

内容は『コロナ禍を経て、今後の武蔵野の子ども子育てと、高齢者福祉等について』です。

  • 子ども子育て分野と、高齢者福祉分野におけるコロナ禍の振り返りと、それらを踏まえた今後の取り組みについて
  • 保健センターの大規模改修に伴う、これからの子育て世代包括支援センターについて
  • 不登校、LDの児童生徒への支援を一層進めていくことについて
  • 武蔵野らしいこれからの地域包括ケア及び認知症について
  • 武蔵野市福祉公社等について
  • 今後立て続けに整備されていく小・中学校の改修改築と、災害時の避難計画につい

以下、通告書です。

令和5年6月2日

武蔵野市議会議長 落合勝利 殿

提出者 12番 笹岡ゆうこ

市政に関する一般質問通告書

6月9日開会の第2回武蔵野市議会定例会で、下記のことを市長・教育長に質問したいから通告する。

件名:コロナ禍を経て、今後の武蔵野の

子育てと高齢者福祉等について

世界中に影響を及ぼした未曾有のコロナ禍で、時代の変化が急速に、急激に、新たな局面を迎えたと感じる。

市民生活を支える基礎自治体が対応を迫られる課題は複雑化・多様化し、「公」の役割とその責任はますます大きくなってきていると考える。

今、コロナによって傷んだ市民生活を振り返った上で今後の武蔵野市をどうしていくか考えることは避けて通れないと考える。よって以下、質問をする。

子ども子育て分野と、高齢者福祉分野におけるコロナ禍の振り返りと、

それらを踏まえた今後の市の取り組みについて

  • 子ども子育て分野について。コロナ禍における生活困窮相談は増加したのか、また、子育て世帯生活支援特別給付金の実績を伺う。今後、第六次子どもプラン作成において、子どもの貧困調査を含めた子育て世帯の実態把握をしっかり行なってほしいと考えるが、市の考えを伺う。
  • 高齢者福祉分野について。令和5年3月の武蔵野市介護職員・看護職員等実態調査、高齢者の介護予防・日常生活アンケート調査、要介護高齢者・家族等介護者実態調査、ケアマネジャーアンケート調査、高齢者の在宅生活継続調査などの各種調査を重ねていることを高く評価する。これまでの進捗も含め、そこから見えてきたことを武蔵野市高齢者福祉計画・第9期介護保険事業計画、武蔵野市第5期健康推進計画、武蔵野市第4期健康福祉総合計画・第6期地域福祉計画にどのように生かしていくか、市の考えを伺う。

保健センターの大規模改修に伴う、これからの子育て世代包括支援センターについて

本市は武蔵野市第六期長期計画、第五次子どもプラン武蔵野において、 子どもと子育て家庭への支援に関するこれまでの課題から、「妊娠期から切れ目のない包括的な支援」を実現する複合施設の必要性について検討を行ってきた。令和4年『武蔵野市立保健センター増築及び複合施設整備基本計画』によると、子どもと子育て家庭への支援施設を含む複合施設として整備を行うとある。本市のこれからの子ども子育て支援において、縦割りではなく横のつながりでの一層の支援体制強化と、子ども子育て支援の一つの大きな拠点としての役割に期待している。

  • 建て替えに伴う整備において、子ども子育て支援に対する市の理念や考えを伺う。
  • ハビットにおける療育相談の現況、課題について伺う。今後子育て世代包括支援センターではどのような取り組みを計画しているか伺う。また、今後は幼児期だけに止まらず学齢期との相談連携も一層進めていただきたいと考えるが市の考えを伺う。
  • 一人ひとりの家庭と子どもの育ちはケースバイケースであり、ますます複雑化する課題に対応していくために専門人材の確保が課題だと考えるが、展望を伺う。また、親同士の繋がりのペアレントメンターによる大切だと考えるが、市の考えを伺う。
  • 子育て世代や子どもたちが日常から通いやすく、「公」の支援やつながりを信頼し、身近に感じられるような工夫が必要であると考える。ソフト面だけに留まらず、ハード面のデザインも大切だと考えるが、市の考えを伺う。

不登校、LDの児童生徒への支援を一層進めていくことについて

  • 不登校の児童生徒数の推移を伺う。
  • 学習障がい(Learning Disability)とは、知的発達に遅れはないものの、読字障がい(ディスレクシア)、書字障がい(ディスグラフィア)、算数障がい(ディスカリキュリア)などがあるとされ、学齢期になってようやく気づかれることがあるものである。LDのある児童生徒の現況を伺う。今後理解促進を進めていくべきだと感じるが市の考えを伺う。
  • 家庭と子どもの支援員について、今後も市内に一層の展開を期待するが市の考えを伺う。
  • 市のチャレンジルームやクレスコーレ、SSWなどの取り組みを評価する。中でも児童生徒の学習機会が失われないような機会提供の工夫と多様化に取り組むべきだと考えるが、市の考えを伺う。また、チャレンジルームに通うところまで行けない児童生徒について、日々プレッシャーを感じすぎることのないように、オンラインでゆるくつながるなどを提案するが市の考えを伺う。
  • 子育て世代包括支援センターにおける今後の取り組みについて市の考えを伺う。

武蔵野らしいこれからの地域包括ケア及び認知症について

団塊の世代が75歳を迎える2025年問題や、これまでのコロナ禍の経緯を踏まえて、年を重ねても安心してその人らしく暮らせるまちをつくっていきたいと考える。価値観や生き方が時代と共に変わってきている中で、人生100年時代の武蔵野らしい地域包括ケア及び「公」のあり方についても今一度考えていく必要があると考える。

また、令和5年3月高齢者の介護予防・日常生活アンケート調査/要介護高齢者・家族等介護者実態調査報告書によると、本市の要介護1の32.7%、要介護2の26.0%、要介護3の27.3%が独居老人であり、2025年からの山場とも言える時期をどのように乗り越えるか、老老介護問題、ダブルケア・トリプルケア問題なども対策が必要だと考える。

  • テンミリオンハウス、いきいきサロンなどの取り組みを評価するが、自分の足で通える比較的元気な高齢者から、要支援・要介護の高齢者まで、居場所の多様化が必要だと考える。市の考え、課題と展望を伺う。
  • 認知症の数の推移について伺う。世田谷区は令和2年、「世田谷区認知症とともに生きる希望条例」を制定した。本市も認知症の方々の意思と権利を尊重する一層の取り組みが必要だと考えるが市の考えを伺う。
  • 本市の認知症見守り支援ヘルパーについて、導入時の理念や趣旨は素晴らしく、本市らしい取り組みだと考える。課題と、今後の展開について伺う。
  • 特に訪問介護について、介護福祉人材の人材育成と確保、持続可能な働き方について課題があると考えるが、対策を含めた市の考えを伺う。
  • なかなか実態が見えて来ないダブルケア、トリプルケアの実態把握について進めていくべきだと考えるが市の考えを伺う。

武蔵野市福祉公社等について

これまでの本市の高齢者福祉分野において、また特に近年のコロナ禍において武蔵野市福祉公社(以下「公社」という)はセーフティネットとして、地域の福祉を支える拠点として、大きな役割を担ってきたと考える。

  • 公社の役割について市の考えを伺う。また、コロナ禍の振り返りも含め、今後の課題と展望について伺う。
  • 令和5年4月『福祉公社と市民社協の新社屋建設検討委員会報告書』が出された。建て替えにあたっては、引き続き地域における相談支援、福祉人材育成の拠点、地域福祉のセーフティネットとしての役割や、共生社会を実現する社会資源として一層の発展を期待していきたいと考えるが市の見解を伺う。

今後立て続けに整備されていく小・中学校の改修改築と、災害時の避難計画について

令和2年『武蔵野市学校施設整備基本方針』が報告された。本市の市立小中学校施設の多くは昭和30~50年代に建築され、最も古い学校施設は令和2(2020)年に築後60年となるため、順次改築・改修が必要となる。

今後約20年かけて、学校教育のあり方を含め多角的・計画的に行っていくわけであるが、それに伴う防災対策の目線が抜け落ちているのではないかと感じた。大規模災害発災時、改築・改修の学区の市民が本来避難しようとしていた学校に入れないなどの防災計画等のさまざまな変更が生じることが予想される。十分なスペース確保や各種対策、市民への十分な周知等が必要であると考える。市の考えと今後の対策を伺う。