<内容>
・東京都は、各市町村と十分協議すること。
・都が実施してきた、分煙補助事業、店頭表示との整合性や、それらの諸対策を着実に
実行してきた各種業界や都民等の意見も十分踏まえて慎重な検討を行うこと。
これを読んで、皆さんはどう捉えられるでしょうか。
各種業界の方への配慮が強いと捉えるか、
子どもを始めとする受動喫煙対策をどんどん進めるべきと捉えるか。
私はかなり悩みましたが、「受動喫煙対策をどんどん進めるべき」というよりは、
慎重に検討すべき、とある種ブレーキをかける内容なのかな、迷うなと感じました。
以前、東京都医師会長の尾崎会長と直接お話しする機会があった時に
受動喫煙対策については断固とした対策をしなければならないと伺いました。
そしてこの意見書が出されたのは、
東京都が「子どもを受動喫煙から守る条例」に併せて、国に先駆ける形で条例案を作成している最中でした。
⚪︎規制派・規制反対派が分かれています。
↓
東京都の「受動喫煙防止条例」は極めて重要だ
東京都医師会・尾崎会長が説く喫煙の大問題
東洋経済オンライン2017.8.13↓
“受動喫煙防止条例”新宿で反対の署名運動
日テレニュース24 2017.11.20
賛否を決めかねたため、「子どもを受動喫煙から守る条例」の条例案づくりにも
携わった岡本こうき弁護士/都議にお話を伺いに都庁まで行きました。
岡本こうき弁護士、お忙しい中ご対応ありがとうございました。
私は、私以外の家族がタバコを吸っていたためタバコは日常に存在していましたが、
逆に自分では吸いませんでした。
子育てをして初めて「受動喫煙」に対して問題意識を持ちました。
一方、リオオリンピックが開催されたブラジルに海外出張で通っていた夫から
「天井があるところでは、それがヒサシであっても喫煙は絶対にだめなんだよ」と、
オリンピック開催国のタバコ喫煙状況も聞いていました。
子どもの受動喫煙をお母さんたちはとても気にしています。
私の周りにはお母さんや働く同世代が多いです。
そこで、私としては賛成の手を挙げるのはやめ、
「慎重に検討」と書かれた意見書は受動喫煙対策に対してブレーキになる可能性もあるので、
国に先駆けて取り組もうとしている東京都の動向を見守ろうと思いました。
一人だけ違ったことをするには勇気がいりますね。
でも、あとわずかな任期、思ったことを貫きたいと思いました。
↓後日談です。