「働く園ママ」は待機児問題を救うか?について考える

「働く園ママ」は待機児問題を救うか?について考える

2016-06-09

先月号のファッション誌 VERYの表紙に、

「働く園ママ」特集を見つけ、思わず手に取りました。

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武蔵野市も、「幼稚園の預かり保育での待機児対策」に期待しているようです。

H28市政方針

↑平成28年度 市政方針において

「幼稚園預かり保育の拡充などにより、待機児解消を目指します。」と明記。

しかし・・・

「幼稚園で教育を受けながら、お預かり保育(14時以降)を

めいっぱい活用してフルタイムで働く・・・・」

認可保育園を増やして欲しいお母さんたちからしたら、違和感を覚えるこの施策。

一方で、一定数は

「なるべくなら幼稚園に行かせたい(園庭もあるし、自分もそうだったし・・)」

という方がいらっしゃいます。

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現に私も「幼稚園に預けながら働く」、「働く園ママ」です!

(わたしの場合は近居の実家の母にヘルプをお願いしています。)

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幼稚園は「私学」として園の負担や保護者の負担が多めです。

入園金も2桁。

そんな中、働く園ママスタイルを推奨できるか??

という問題は、予算審議で特別委員として取り上げさはせていただきました。

お預かり利用園児は、年間述べ38,000人!

まだ「働く園ママ」は多くないので

大多数がいわゆる「保育を必要としない、1号認定の家庭(多くが専業主婦)」ということになります。

少しの間子どもを預け、思い思いの過ごし方をしているお母さんが利用しています。

確かに今までずっと24時間営業でお母さんをしてきた専業ママにとっては、

「自分の時間」「家庭以外での居場所」「息抜き」「子ども抜きでの用事」など・・・

ニーズは多くあるようです。

お預かり1お預かり2

現在の助成は1人につき、1日330円ほど。

1時間につき保育料500円の幼稚園はだいたい1日(3時間)1500円かかります。

お預かり3

週5日3時間だけ預けたとしても、月3万円の出費。1年で36万円。。。。

(夏休み、春休みも預けられると仮定しています)

その上17時ごろにはお迎えに走らなくては!

認定こども園(半分行政半分民間)は1日あたり500円で預けることができるので

一ヶ月で1万円、1年で12万円。

ここでは24万円の差が生まれています。

やはり、他自治体(厚木市や我孫子市)のように預かり保育に対し、

本格的に助成を増やし、支援の底上げをしない限りは

保護者負担で「働く園ママ」を続けるのはかなり厳しいのではないでしょうか???

「幼稚園の預かり保育等により、待機児解消を目指す」というならば、

「保育」の視点で行政も責任を持って支援しなければならないと考えます。

お預かり4

待機児対策だけでなく、幼稚園の支援についても前向きな御答弁をいただきました。

お預かり5

今年度は2園にて預かり保育の拡充に対する補助(1園あたり400万)が追加されます。

この金額についても、反応を見ながら考えていかなければなりませんね。

ご意見ご感想、お待ちしています!

↓↓  予算審議 (2日目) 全文 ↓↓

【予算委員会】  2日目