先月号のファッション誌 VERYの表紙に、
「働く園ママ」特集を見つけ、思わず手に取りました。
武蔵野市も、「幼稚園の預かり保育での待機児対策」に期待しているようです。
↑平成28年度 市政方針において
「幼稚園預かり保育の拡充などにより、待機児解消を目指します。」と明記。
しかし・・・
「幼稚園で教育を受けながら、お預かり保育(14時以降)を
めいっぱい活用してフルタイムで働く・・・・」
認可保育園を増やして欲しいお母さんたちからしたら、違和感を覚えるこの施策。
一方で、一定数は
「なるべくなら幼稚園に行かせたい(園庭もあるし、自分もそうだったし・・)」
という方がいらっしゃいます。
現に私も「幼稚園に預けながら働く」、「働く園ママ」です!
(わたしの場合は近居の実家の母にヘルプをお願いしています。)
幼稚園は「私学」として園の負担や保護者の負担が多めです。
入園金も2桁。
そんな中、働く園ママスタイルを推奨できるか??
という問題は、予算審議で特別委員として取り上げさはせていただきました。
お預かり利用園児は、年間述べ38,000人!
まだ「働く園ママ」は多くないので
大多数がいわゆる「保育を必要としない、1号認定の家庭(多くが専業主婦)」ということになります。
少しの間子どもを預け、思い思いの過ごし方をしているお母さんが利用しています。
確かに今までずっと24時間営業でお母さんをしてきた専業ママにとっては、
「自分の時間」「家庭以外での居場所」「息抜き」「子ども抜きでの用事」など・・・
ニーズは多くあるようです。
現在の助成は1人につき、1日330円ほど。
1時間につき保育料500円の幼稚園はだいたい1日(3時間)1500円かかります。
週5日3時間だけ預けたとしても、月3万円の出費。1年で36万円。。。。
(夏休み、春休みも預けられると仮定しています)
その上17時ごろにはお迎えに走らなくては!
認定こども園(半分行政半分民間)は1日あたり500円で預けることができるので
一ヶ月で1万円、1年で12万円。
ここでは24万円の差が生まれています。
やはり、他自治体(厚木市や我孫子市)のように預かり保育に対し、
本格的に助成を増やし、支援の底上げをしない限りは
保護者負担で「働く園ママ」を続けるのはかなり厳しいのではないでしょうか???
「幼稚園の預かり保育等により、待機児解消を目指す」というならば、
「保育」の視点で行政も責任を持って支援しなければならないと考えます。
待機児対策だけでなく、幼稚園の支援についても前向きな御答弁をいただきました。
今年度は2園にて預かり保育の拡充に対する補助(1園あたり400万)が追加されます。
この金額についても、反応を見ながら考えていかなければなりませんね。
ご意見ご感想、お待ちしています!
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