平成30年9月議会において「子どもの最善の利益を考慮する施策の推進について」を質問しました。
質問項目
①熱中症対策について
・屋外活動、水筒の持参、いっとき避暑地、公共施設での給水整備など
②プール授業時の紫外線対策
・ラッシュガードの着用、日焼け止め、見学時の水分補給など
③ユニバーサルデザインチョークの導入について
④通学路における子どもの受動喫煙防止について
⑤発達障がい児の支援等について
・教育・福祉・子育ての課を超えた庁内連携について、ワンストップサービス、ペアレント・メンター)など
⑥不登校の児童生徒への支援について
⑦子どもの最善の利益を考慮する施策の推進について
9月議会 笹岡ゆうこ一般質問「子どもの最善の利益を考慮する施策の推進等について」 議事録全文
そのうち
②プール授業時の紫外線対策
・ラッシュガードの着用、日焼け止め、見学時の水分補給などの議事録を載せます。
———議事録そのまま——–
2.小・中学校のプールにおけるラッシュガードや日焼けどめの利用について
日焼けどめ利用について、平成27年7月31日付の産経ニュースによると、
日本臨床皮膚科医会は、学校生活における紫外線対策に関する具体的指針をまとめた上で、
日焼けどめを禁止するならば、水質汚染の根拠を示してほしいとしています。
また、大阪皮膚科医会、日本小児皮膚科学会も同様の主張をしています。
平成30年8月22日付の毎日新聞によると、日本学校保健会が作成した最新版の
保健衛生マニュアルにおいて、「日焼けどめ=水質汚染」という記述が変更され、
日焼けしやすい児童生徒にはクリームを使用させてくださいと変更されました。
千葉市の教育委員会のように、日焼けどめクリームや帽子などで児童生徒を紫外線から
守るように率先して各校に通達を出し、長時間の屋外活動では生徒に紫外線防御するよう
指導するほか、水泳学習時にはラッシュガードの着用許可を求めるべきだと考えますが、
見解を伺います。
また、プールの授業見学時には、日陰にいることや水分補給なども
可能にする対策が必要だと思います。見解を伺いたいと思います。
教育長:これまでも各学校では、保護者等からラッシュガードの着用に関して相談があった際には
対応してきたところですが、日焼けどめクリームの使用については、水質維持の観点から
使用を控えてきた経緯がございます。
今般、日本学校保健会による「学校における水泳プールの保健衛生管理」をもとに、
日焼けどめクリームを使用しても水質汚濁がないことを学校に情報提供し、
日焼けしやすい児童生徒や光線過敏のある児童生徒には日焼けどめクリームの使用や
ラッシュガードの着用について、保護者の意見や要望を踏まえ柔軟に取り扱うよう通知を
したところでございます。
また、学校では、プール授業見学時には、これまでも日陰にいることや水分補給等を促すとともに、
体調不良で見学となる児童生徒には保健室で過ごさせるなどの対応を行っています。
今後も気象状況等に合わせ、適切な対応をしてまいります。
——–再質問———
ラッシュガードと日焼けどめについて、日焼けどめに対する社会的な認識、認知度が、
ここ数年で変わってきていることがあると思います。
そして、三鷹市のほうにも問い合わせましたら、それは保護者の方が、ほとんど三鷹市、
ラッシュガードだよなんて伺ったので問い合わせましたら、やはり全然珍しくない状態だそうです、ラッシュガードを着ているお子さんが。
私の印象ですと、私は第一小学校育ちなのですけれども、体育の時間は昔、ブルマーだったのですよね。
今は短パンになっています。
そういったことも考えて、性的な迷いのあるお子さんも、目には見えないですけれども
いらっしゃるかもしれない、LGBTの方もいらっしゃるかもしれない、それが今後明らかになるかもしれない、
そういったことも考えると、そしてこの日焼けどめ対策ということを両方考えて、
やはりこれからラッシュガードというものをもう少し押していったらどうかなと
思いますけれども、いかがですか。
なぜならば、これもお母さん同士でかなり情報の違いがありまして、同じ小学校でも
担任の先生によって指示が違います。
そして小学校によって、皮膚科の許可がないとラッシュガードは認められないのだよなんていう声も出ています。
ですので、やはりここは先ほどから申し上げているとおり、教育委員会の方々が、
子どもの最善の利益ということで、もう少し音頭をとって通達していただきたいと思います
けれども、いかがでしょうか。
教育長:日焼けどめ、あるいはラッシュガードについては、私どもも認識していない部分も
ございましたけれども、新たな知見というものが得られましたら、それはやはり学校には
情報提供していきたい、必要に応じて情報提供していきたいと考えております。
——-再再質問———
ラッシュガードについて、LGBTや性的に今迷いのある子どもたちにも
ラッシュガードがあったほうが対応できるのではないですかということに対して、
お考えを伺いたいと思います。
あとは、水泳の見学時です。水泳は2時間連続なのです。
これは、確かに簡単な屋根があるところで待っているのですけれども、日がかなり高いですから、
ほとんど日差しが入ってくる状態だそうです。逃げ場がないと聞いています。
そんな中で授業中に先生を呼んで、水飲みたいと言いかけても、その前に、
「お友達の動きを見てちゃんと勉強しなさい」というふうに注意をされたこともあると
聞いています。
ですので、やはりそこはきちんと給水ができる、見学の子たちが2時間、
屋根があるといいながらも、がんがん日差しが入ってくる中で給水なしで待つということではなく、
柔軟な対応ができるようにというふうに要望したいと思いますけれども、お考えを伺いたいと思います。
教育長:ラッシュガードについて、LGBTのお子さんへの対応として考えてみたらどうかということですが、
LGBTの方への適切な配慮の一つとして、そういったラッシュガードの着用なども有効であると
考えられる、それも一つの方法かなという御提案ですので、
それについては私どものほうで少し検討して、それによってはまた学校へ
情報提供してまいりたいと考えております。
それから水泳の、2時間連続ですから、見学なども時間が長くなりますけれども、
これからについては水筒も持参してまいりますから、その中で適切な水分補給がとれるように
留意してもらうように学校に図ってまいりたいと思います。
——再々再質問-(要望)——–
水泳の見学時の水筒に関しては、やはり現場が混乱することのないように、
プールの場所に持っていっていいのだよというところまで通達をお願いしたいと思います。
これはお願いです。
(以上)