都議会一般質問をしました②独居高齢者の入退院等支援・就職氷河期の高齢化について

都議会一般質問をしました②独居高齢者の入退院等支援・就職氷河期の高齢化について

今から二十五年前、私が中学生のときから社会人になるまでの約九年間、武蔵野市の実家で祖父の在宅介護をしていました。大好きな祖父は、パーキンソン病で要介護五の寝たきりでした。当時は介護保険導入期で、まだまだ家族介護が基本でした。母はヘルパーの資格を取得し、付きっきりで介護をし、褥瘡防止のために、私も二時間ごとの体位交換などを手伝っていました。
 今、私は、子育てと認知症の父の介護をしています。ダブルケアをしています。この間、地域包括ケアが大きく進展し、地域資源が増えてまいりました。都をはじめ、自治体の皆様のご尽力のおかげであり、感謝を申し上げます。
 誰もがいつか、様々な形で体の自由が利かなくなることや誰かのケアや支えが必要になることがあります。けれども、生きていることは尊いことだと、かつての祖父と今の父の姿から感じます。
 高齢者は尊厳が大切にされて安心して住み続けられる、子供たちは自分らしさに自信を持って羽ばたくことができる、我々働く現役世代にはもっと余白がある東京を。そんな視点で質問をいたします。

笹岡ゆうこ
笹岡ゆうこ

入退院、没後の支援について伺います。
 今後、独居高齢者や身寄りのない高齢者の増加が見込まれる中、入院や施設入所、亡くなった後の家財整理や事務処理などが課題となっています。入退院、没後の支援は、高齢者の安心や意思の反映に資するだけではなく、ケアマネジャーのシャドーワークの軽減にもつながります。
 武蔵野市の福祉公社では、権利擁護センターが月二万円で、入退院、没後の支援事業を実施し、独居高齢者の不安に寄り添っています。民間事業者と比べ低額とはいえ、年金生活者の方々には負担になり得ます。
 今後、資産の少ない方に対応できる入退院、没後における支援がより一層重要と考えますが、見解を伺います。

東京都
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一人暮らし高齢者への支援についてでございますが、都は、資産の保有状況にかかわらず、高齢者が元気なうちに死後の対応などについて準備することができるよう、単身高齢者などの総合相談支援事業を実施しております。
 本事業では、区市町村の相談窓口の設置を支援するほか、地域のニーズに応じて独自の取組を行う場合、補助を上乗せしております。
 区市町村が地域の実情に応じた取組を展開できるよう、引き続き支援してまいります。

笹岡ゆうこ
笹岡ゆうこ

就職氷河期の高齢化に伴う課題について伺います。
 就職氷河期世代は、非正規経験率の高さや生涯収入の格差により、低年金や老後の資金不足が懸念されています。今後、高齢化に伴い、生活困窮の深刻化や単身高齢者の増加により孤立リスクの拡大が指摘されています。これらの構造的課題に社会全体でどのように向き合い、包摂していくか、本格的な取組が求められます。
 三重県雇用経済部は、就職氷河期世代の実態調査を行っています。都としても実態や課題を調査し、必要な対策をすべきと考えますが、見解を伺います。

東京都
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就職氷河期世代の就職支援についてのご質問にお答えいたします。
 希望する就職ができず、不安定な就労の続く就職氷河期世代の方々が中高年となる中、都は、東京しごとセンターの就職氷河期世代向けの相談窓口において、その状況を確認しているところでございます。
 また、安定した就労に向けまして、仕事以外の相談への対応も含め、就職支援を実施しております。