今年もあと2日。
クリスマスイブの市長選挙、結果は339票差で落選となりました。
この結果について、まず、私自身は候補者として言葉にできないほど責任を感じています。
生まれ育った大好きなまちで、苦労して市議会議員になりました。
ここに暮らす人々は様々な立ち位置で、様々な考え方を持っていながらも、まちに対する愛着が深い方が多いと思っています。
だからこそ違いを超えて認め合い、市民みんなで力を合わせて、やさしいまちをつくりたいと本気で思いました。
結果的に18年の歩みを止めてしまったことに対して、忸怩たる思いです。
(落選後に駅でご挨拶)
一区切りとして、私なりの振り返りを出す必要があると考えました。
私自身はこの選挙戦で「人を大切にしよう」と決めて臨んでおります。
選対としてではなく、私個人の考えのごくごく一部になりますが、述べさせていただきます。
(触れていない部分を分析していないというわけではありません)
①私が統一候補となったことの意味
これまで一度も政党に所属したことがなく、武蔵野市育ちで30代、子育てと介護のダブルケアの私が統一候補として選ばれたことはとても先進的だと感じました。
第一声でもお話ししましたが、これは武蔵野市の市民自治を示しているのではないかと感じました。
混沌として紆余曲折がありつつ私に決まり、11月末に候補者が決まりました。
感謝申し上げると共に、それに応えようと精一杯必死で頑張りました。
だからこそ、力が及ばず大変申し訳なく思っております。
②選挙戦の戦い方について
とにかく準備から数週間で選挙戦に突入しました。
11月末にようやく候補者が決まり、11月30日に議員辞職をして市議補選を確保し、12月2日に緊急キックオフミーティングをし、17日から選挙戦に突入しました。
一番大きな課題であった、政治路線の問題があります。
相手陣営の数年に渡る猛烈な批判に対し、全面的に反撃し対立姿勢を強調したり、国政のパーティ券問題等について攻撃したりする方向性もありました。
市議会議員や政党の方々、応援に入ってくれる政治家の方々がそれらを力強く訴えて下さったことはありがたく感じています。
だからこそ候補者の私だけは、これまでの立ち位置同様に
対立や分断が生まれないように、時間をかけた合意形成や対話を重視して、
党派を超えて、新しい市政を次世代に示したいという思いが強くありました。
子どもたちにも聞かせられるような、届くような、そんな言葉で未来志向の話をしたいと考えました。
結果的に、中途半端になってしまったと感じています。
住民投票に関しても議会での否決を受け止め、要件にこだわらず、強行や拙速ではなく、十分な時間をかけて広く議論をすべきだと示したことで、わかりやすい争点も無くなっていました。
ゆえ、継承か刷新かという点以上の私らしさを伝えることが十分に出来ませんでした。
短期間で私自身も整理しきれず、難しい課題でした。ここにも大きな反省があります。
③慢心があったかどうか
18年間のリベラル市政と形容されますが、その成功体験に甘んじ、容易く受かると思ってゆるんでいたかどうかについては
私自身は否定をさせていただきたいと思います。
2023年、半年前の市議会議員選挙において、10位以内の上位当選者にいわゆるリベラル側は私を含めて3名しかおらず、驚きが心に強く残っていました。
(2019年の市議選の際は上位10位内に5名)
もちろん市議選と市長選挙は全く違うものという大前提もあります。
しかし市議会出身だからこそ情勢判断については比較的シビアに捉え、私自身の候補者の力としても、厳しい選挙戦であると認識していました。
そしてこの間の選挙戦で様々助けていただいた方々はまた、一生懸命ベストを尽くして下さったと思っています。
④これからについて
掲げた「やさしいまち、つながるまち」もまだ始まったばかりです。
もちろんこれからも政治に関わっていくつもりです。
この間、子育て世代や同世代、これまで政治に関わってきていない方々が入れ替わり立ち替わり助けに来てくれました。
出勤前に、子どもを送り出した後に、新幹線で出張から帰ってきたその足で、ワンオペの中ご実家のお母様のご協力のもと・・・そして学生の方や子どもたちが声をかけてくれることも多々ありました。
クリスマスの時期の寒い選挙でしたが、朝から10人から20人くらいが自然発生的に集まって活動が出来ました。
まんなかの世代も朝4時まで作業をして、この数週間の短期決戦を必死に応援してくれました。
若い方から年上の方まで世代を超えて、立場を超えてたくさん助けていただきました。
政治家の方々もたくさん来てくださいました。心からありがたく感じます。
そして今回新たなプラットフォームを作ることにしました。
子どもたちの世代により良い社会を残すには、我々が政治を諦めてはいけません。
落選したことで一層責任を痛感し立ち上がれないかと思いましたが、それもまた無責任だと考えました。
つながるまち、やさしいまちの実現へ向けて1歩1歩進んでいきたいと思います。
「まんなかミーティング〜ひととつながる・まちとつながる〜」
世代や属性は問いません。毎回参加できなくても問題はありません。
お気軽にご参加いただければと存じます。
今後の予定は
- 月1-2くらいでは必ずアクションをする
- 会う、話す、つながる
- テーマを決め、気になることの勉強会(ゲスト有り)
- 武蔵野市政チェック👀
- 身近な困りごとご相談
- ご参加できる時にご参加OK
など、手探りですが様々なことを考えています。
こちらからお気軽にご参加ください!
あとは、いつも私の人生を応援してくれている夫や家族、本当にありがとう。