6月18日(月)午前7時58分に起きた大阪北部地震により、高槻市内の小学校の3m越えの
プールを囲うブロック塀が倒れ、小4の女の子が下敷きになり亡くなるという
言葉にならないほど悲しい事故がありました。
ご冥福をお祈りいたします。本当に悲しいです。
(写真 ハフポスト2018.6.19から)
大阪高槻市内の当該小学校のブロック塀の高さは3.5mと、建築基準法の上限2.2mを
越える違反であることがわかりました。
これを受け、私も昨日19日に教育部門に問い合わせ、総務委員会の合間に
恩田副市長にも話を伺いましたが、すでに市としても調査に乗り出しており、
気になる箇所は把握済みで、対策についての方向性も伺うことができました。
責任感のある迅速なご対応だったと思います。
今日、文教委員会において質疑しようかと思っていましたが、
早速朝報告資料をいただきました。
↓↓
<引用>
このことを受けて、教育委員会では18日(月)午後から職員による市小中学校全校の
ブロック塀の緊急点検を実施した。
19日(火)には、目視等によるブロック塀の緊急点検において、
関前南小学校南面のブロック塀をのぞいて、すぐに対応が必要と考えられる
箇所はないことを確認した。
今後、より詳細な調査を行い、改築、改修の必要性について検討していく。
なお、関前南小学校南面のブロック塀については控え壁が設置されていないことから、
速やかに対策を講じるものとする。
<引用終わり>
(画像 東京新聞2018.6.20夕刊)
関前南小学校のプール塀は、私もチェックしましたが、ブロック塀11個(1つ20cm、2.2m)
が積み上げられており、建築基準法の2.2mに違反してはありません。
児童のかわいい絵も書いてあります。(卒業記念だとのこと)
また、ブロック塀の上にさらに金網もあり、不安を感じました。
市としても、ブロック塀をただちに壊し、対策をとるとの事でした。
私は質疑の中で、
(質問)学校の土地の周りのチェックだけではなく、児童の通学路の速やかなチェックは?
→(答弁)今年3月に警察等と共に通学路の点検済みだ。
(質問)大阪も学校の定期点検に「塀」が入っていなかったため、見落とされたという報道がある。
3月の定期点検ではどうかわからないが、3.11の時には消防団もブロック塀を見て回り、
危ないところは対処したと聞いた。
再度、地域と一緒になって通学路の点検をしてほしい。
(質問)1981年に建築基準法が改正され、1.2mを超えるブロック塀には
鉄筋を入れたり、控え壁を設置する決まりになった。
しかしそれ以前のものはそうではない。
昨日、大正通りの通学路を見てみたが、ブロック塀8段(約1.6m)で高いなと
感じる民家も通学路にあり、鉄筋や控え壁の有無はわからないものがほとんどだった。
今一度、通学路の民家に対しても、ブロック塀の危険性に対する注意喚起など
対策を講じるべきだ。
→(答弁)今後、検討していく。
痛ましい事故を二度と起こしたくない思いは、行政もみなさんも一緒です。
通学路の安全対策については地域全体としても今後の課題だと思っています。
今回の武蔵野市の対応は迅速で、評価すべきものだと感じます。