先日、「ここがツラいよ、欠席届」(笹岡ゆうこ武蔵野市議会議員 Facebook)
で欠席届を紙で提出することについて、
病気の子どもを置いて欠席届を出しに行くことになることを
ボヤいたところ、多くの反響をいただきました。
学校によっては、電話OK、
電話ではなくFAXならOK(ところが最近の家庭は固定電話を置いていない家も多い)
と決まりはバラバラなようです。
ある市内学校からは先日もお便りでこのように来ています。
⚪︎連絡カードの利用について
遅刻・欠席・早退の連絡は、保護者の方が記入した「連絡カード」にて
8時30分まで学校へ届けてくださるようお願いします。
保護者、兄弟姉妹または本校在籍の児童に託すなどして学校に提出してください。
第三者によるなりすまし電話等の防止という意味でも、本校では「連絡カード」を
使用しての欠席などの連絡をお願いしています。
日頃より届けるルートを想定していただき、スムーズな連絡にご協力願います。
(やむを得ない場合は電話でも結構です)
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わたしは月に約1回、マザーズミーティングを開き、
お母さん方と情報交換をさせていただいているのですが、
市内様々な小学校の保護者からこのことについて以下のような
声があったので、まとめてみました。
coffee morningと呼んでいます♪
(保護者の声)
・朝届ける時間はないので、保護者同士であらかじめ押印したものを渡し合って、
朝LINEなどで連絡し、代筆で出してもらっている(これが結構多め)
・通学路で子どもに渡そうとしてウロウロしているお母さんを見る
・私立小学校(市内含む)では、専用サイトやアプリを活用している
→アプリは、出欠連絡ならず、学校からのお知らせ、感染症による欠席者数、
費用の引き落とし関係、今日の昼食、アンケートの回答状況など、
先生も保護者も使い勝手がいいとのこと
・2010年頃は「通学路で知らない保護者からでも必ず用紙を受け取るように」と
全校指導がされたが、受け取りを嫌がる児童が出て問題になっていた
・お友達が家の前まで迎えに来て一緒に登校している場合以外、
集合場所までお友達に渡しに行くとしても一度保護者が子どもを置いて
家を出ることになる
・子どものみならず親もインフルエンザなどにかかっていた場合、悲劇
(明確な基準はないけれど、この場合は電話にするしかない、という声)
・ひとり親はどうするの?
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2018年6月の文教委員会で、教員の多忙化を解消するために進められている
武蔵野市 先生いきいきプロジェクトの行政報告に対し、
ICT推進と、保護者の目線から欠席届け等のICT活用について、私は質問しています。
そこでのご答弁は
–(議事録)–
【指導課長】
今、(笹岡)委員がおっしゃってくださったように、ICTの活用などで校務が軽減できるものが
あれば、もちろんそういうものに取り組んでいくことは重要であると考えています。
その欠席の御連絡についてICTを活用することが、
保護者の方にとっては負担の軽減ということにはなるのかもしれませんけれども、
教員の朝の慌ただしい時間の中でそれが軽減につながるかということについては、
少しまた検討してみる必要もあるのかなと考えております。
以上です。
【教育部長】 ちょっと話がずれるかもしれないのですが、先生方の忙しい要因が、
特に中学校は部活動であったり、小学校は授業時数であったりと考えているのですけれども、
今の例えば欠席届の話なんかもそうなのですが、多分学校側では、
なかなか電話のやりとりをしている時間がないとか、そういう学校側の都合でやっている
ところがあるのかなと考えております。
ですので、その辺はどういう利用をしたら、先生方にも、それから保護者にも、
一番手間がかかったり、病気のお子さんがいるときに学校に出向くということがないような、
とれる方法は今後考えていきたいと思います。(以下、略)
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先日、2月議会の一般質問でも最後に欠席届のICT利用のお話をさせていただいたら
他党の女性お母さん議員の方々からも「ほんとそう!」という声が。
とはいえ、先生方の多忙化を助長することは保護者も望んでいません。
アプリ導入に期待する声が大きいですが、引き続き、
先生、保護者、子どもたちにとって一番いい方法を考えていきたいですね。